parmesan higashi-Omiya

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2005年 10月 30日

カシワ戦記 1

 柏戦当日、目覚めた時に風邪の症状は随分と治まっていた。これなら今日は持つかな?って。うん、いい感じだ。
 5時半過ぎに、小川さんが迎えに来てくれた。クルマの中で、仕事の都合で森さんの到着が開門直前になると聞く。大野さんは、そもそも試合に来ることができない。
 クルマの中で小川さんと話ながらも、頭の中では「開門までの間、どうしようか」と考えていた。日立台に着いて、仲間と戯れ言をたっぷり交わしながらも、頭の中ではいろいろ考えてた。

 この7戦、いろんな形で試合に臨んできたけど、結果的には全ての試合を落としている。つまり、まだ足りないってことだと思った。足りなければ、もっと足さなきゃならないし、もっと補う必要がある。足りないのは、ずばり得点だ。
 それから、せっかくの日立台だ。選手にはっきり声が届くはず。だから、いつも歌っている歌とは異なる声を送る機会が欲しいと考えた。もっと直接的な声を。
 日立台に着いてからからだけど、旗が増えてきたと改めて感じていた。以前に比べ、スタジアムにやって来るみんなが持って来る荷物に旗棒が増えている。自分らも旗とか幕とか使ってて魂込めてるけど、みんなだって同じだ。それを、もっと活かしたいと思った。
 そして、考えが一つに纏まる。

 開門1時間前。まだリラックスしている仲間を集めて話を始める。新しい歌の提案が「気軽に」行われ、「気軽に」保留となる。続いて、自分の考えを伝えた。仲間からは、賛同を得る。
 開門30分前。到着した森さんに、自分の考えと警備担当者とのやり取りを伝える(警備関連との話とかは、また後で)。全体的な動きになるので、アウェイながらもゴール裏全体に集まってもらった。そして、みんなからも賛同を得られた。
 余計なギミックなんかいらなくて、正直者が馬鹿を見る程にまっすぐに伝えたいと思った。どうか伝わって欲しいと、心から願った。



 開門し、断幕を貼る。ゴール裏に密集し、時間を過ごす。いつものように、選手が出て来るのを待つ。

 荒谷と智安が登場し、拍手で迎える。選手との近さを改めて感じ、どうにかして一体感を出したいと改めて思う。一体感とはいかずとも、せめて物凄く近い立場の存在なんだと感じさせたい。
 遅れてフィールドプレーヤー達もやって来た。大宮コールで迎える。スタメンのコールを始める前に何かやっとくとしたら何がいい?と聞かれたから、「ウケがいいのはレッツゴー大宮じゃない?」と答えたら、そのまんま拾われた。

 レッツゴー大宮に続き、スタメンを呼ぶのはいつも通り。サブまで呼んで大宮コールで締めて、そこで歌うのを止める。後は、旗を幕を選手に掲げ続けた。
 僕はトラメガで仲間に声を掛けた。
 「今日は、みんなの気持ちを旗を掲げることで選手に伝えよう。ずっと上げ続けるのは辛いけど、仲間と交代しながらでも、アップ中はずっと上げ続けよう。こういうメッセージの伝え方だってあるんだ。実感持てないかも知れないけど、続けることで、絶対に伝わるから。それから、せっかく声の届くところに選手がいるんだから、選手に思い思いの気持ちを伝えて欲しい。『頼むぞ』でも『頑張れ』でもいいし、選手の名前を呼ぶだけでもいいから、伝えて欲しい。」

 僕らは、周りのみんなに協力してもらいながら手書きの断幕を掲げ続けた。みんな、魂込めた旗やゲーフラを掲げ続けてくれた。旗を持参していない人達も、後援会の配る旗を掲げ続けてくれた。
 いつもなら、このタイミングで準備運動がてら歌って一汗かいているから、いつもゴール裏で歌っている人達には物足りなさがあったかも知れない。でも、手作りの旗や後援会の旗がこれだけ長い時間ずっとたなびき続けている大宮ゴール裏の光景なんて、自分の記憶の中では初めてだからね。絶対に伝わって欲しくて、たまんなかった。

 声に関しては、あまり出ていなかったように思ったけど、別にそれでも構わなかった。何しろ、声が一番欲しいと思っていたのは、シュート練習だったから。

 そして、待ちに待ったシュート練習が始まる。ここで「声」が欲しい。シュートを打つ選手を盛り上げ、枠に決めた選手を称え、外した選手を励ます。日立台の距離感なら、絶対にいい雰囲気が出せるはず。
 初めは数人だったけど、だんだん声が大きくなる。シュートを打つモーションに合わせての「オーッ…」、決まった時の「オーレーッ!」は勿論、外した時の落胆のため息もね。

 シュートこそ、一番楽しい。
 選手だって、シュートを打ちたいだろうし決めたいだろう。僕らだって、シュートを打ってくれるのが楽しいし、それが決まれば一番楽しい。そういう楽しさだからこそ、この距離感で盛り上げたかった。



 アップの時間をこれだけ楽しく送れたんだ。良い結果にして終わらせたいもんだと、強く強く願った。
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by f.c.barg | 2005-10-30 18:18 | 大宮アルディージャ


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