parmesan higashi-Omiya

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2005年 10月 30日

カシワ戦記 2

 日立台のアウェイ側、ゴールの真後ろ。仲間達が確保した席のうち最前列を空けて、太鼓陣取らせた。余った連中は、2列分の席に押し込める。
 いい密集度だった。前の試合からこんな風に密集するようになったけど、こんな当たり前のことを実現するのに、何でこんなに時間がかかったんだろ?

 今日の森さんには、いつも以上に闘気がみなぎっているように見えた。勿論、大宮を応援している皆みなぎっているのだろう。これから大事な試合が始まるってのに、余計な力みがどこにも無い。単純というか、純粋な雰囲気だった。とても心地が良い。
 試合前のフォームアップが終わり、場内放送で選手紹介が始まる。大宮の選手の名前を呼んでいる最中、反対側からはブーイングやら太鼓の音やら聞こえて来る。報復という訳ではないが、柏の選手紹介に無敵大宮を被せてく。
 選手紹介の後、向こう側ではYou are my sunshineに乗せてビッグフラッグが広げられる。すかさず、「寝ても大宮・覚めても大宮」と被せてく。焦りも余裕もなく、ただやる気だけが高い雰囲気で、本当に心地よい。


 選手入場。歌を歌い、旗を掲げる。今日この試合に臨めることは幸せなんだと感じる時間。前半は大宮がこっちに向かって攻めてくる。じゃあ前半に決めてもらおうじゃないの。
 キックオフと同時に、ゴール裏の中心が弾ける。初っ端からいい感じのモッシュ、たまんない。選手も初っ端から打ってくる。いい傾向だ。大宮には、どんどん前に来て欲しかった。例え外しても「いいトライだ」と称えてやりたかった。今日は、こっち側だけじゃなくピッチ側にも、余計な力みが無さそうで安心した。

 向こうに先制されたけど、「またかよ」なんて思えなかった。「今日はいける」と確信していたのか、それとも先制されることに慣れ過ぎてるだけなのか。どっちにしろ、今は攻めるしかない。失点したことすら、攻める雰囲気に水を差すようなことだとは感じられない。空気は変わっていなかった。
 僕といえば、随分と興奮していた。治りかけの風邪と朝飲んだ風邪薬のせいで、脳みそが軽く溶けちゃったんだろうか。。そんなの知らないけど、興奮した状態のまま同点弾と逆転弾を網膜に焼きつけることになった。周りがどうだったかとか見回す余裕も無く、ただプライマルな興奮と熱狂が内側からあぶくのように湧いてる感じだった。


 ハーフタイムに入り、数日かけて立て直した体調が崩れつつあることを悟る。前半が終わり腰を降ろした瞬間、頭が1.5倍大きくなったような重さを感じる。でも不安は無くて、むしろ試合終了まで持たなかったら自分の身体を呪ってやりたい気分だった。


 後半は、前半の熱狂に比べて幾分か落ち着いて臨むことになった。しかし、リードした状態で後半開始を迎えるなんて、いつ以来だろう?
 後半も半分を過ぎたあたりから、たすきに掴まらないと立っているのが辛く感じられるようになってしまった。頭が重く、ひどく酔ったときと同じくらいに目の前がぐらぐらしてた。跳び続けるのは無理だけど、声が出続ける限りはここに居ようと決めた。そもそも、応援行動が軟弱だと見られれば、バモな連中がちゃんと僕を追い払ってくれるはずだ。ここの温度は下げられないから、腹の底から声を出す。
 酸欠なのか、指先がえらく痺れるようになる。手を上げ続けるのも辛い。残り何分あるのかもわからないけど、試しに跳んでみると数コーラス分しか持たない。でもまだ声は出せる。目は開いていても、何を見ていたのかわからない。でも声は出ている。それはわかる。

 いいから早く終われと願い続けているうち、試合は終わった。

 試合が終わり頭痛は少し治まった。誰かの助けを借りる必要がある程ではないが、明らかに体調が悪い。寒気もするし、風邪がぶり返したことは、明らかだった。
 ま、7連敗を払拭するための代償なら、これは絶対に安い。


 レアンドロに対する印象は、試合毎に良くなっている。1対1の局面で外しちゃうけど、チャンスをつくり出そうと献身的に動いている。今回も決められなかったけど、早いとこ決めて欲しいし、決めさせてやりたいなと強く思った。


 何よりも強く感じたこと。忍耐って奴は、かなりの美徳だよ。
 とは言え、これだけ連敗したり余計な心配かけさせたりするのは、もう勘弁な。
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by f.c.barg | 2005-10-30 22:17 | 大宮アルディージャ


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