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parmesan higashi-Omiya

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2005年 12月 11日

僕らはまだ何も得てはいない

【名古屋1-2大宮】

 内容的には、勝つべき試合だった。でも、一発勝負の天皇杯じゃ何が起きてもおかしくない。だから、もうとにかく点が欲しくてたまんなくて、点が欲しくて点が欲しかった。ほんと、敵のキーパーのうざったいこと。。


 天皇杯の延長戦は、Vゴールじゃない。
 藤本のダイビングヘッドが決まった時、「まだ終わりじゃない」と唱え続けていた。何しろ、相手の名古屋にとっては一番イヤな奴に決められた訳だし。相手にしてみりゃ、満足な結果を残してくれなかった藤本に目の前で点を取られるなんて、気分が悪かったことでしょうねぇ。こんちくしょうって思ったでしょ?ま、それって僕らが相手キーパーをうざったく思っていたのと同じことなんだけどさ。。
 藤本のゴールが決まった直後、こっちにとってはアンラッキーな同点弾。ま、おかげで目が冷めたし、自分自身も甘かったと反省できた。だから、トニーニョのゴールが決まった時は「まだ終わりじゃねぇぞ!」と目を三角にして怒鳴り散らしていた・・・多分、そうしていたような覚えがある。。みんなには、沸いていて欲しかった。でも僕は、勝ち越したからこそピリピリしていたかったんだ。
 試合終了のホイッスルが鳴った直後、僕は軽いため息をついた。でもそれって、何かに落胆してたって意味じゃないよ。


 僕らはまだ、何も得てはいない。
 確かに、天皇杯の準々決勝に駒を進めたのはクラブ史上初だ。それで「何かを得た」と思える方もいらっしゃるかも知れん。僕は勿論、そういう風には感じられないけどね。
 次の準々決勝は、2002年の借りを返しに仙台へ行こうよ。熊本で決められなかった聡のあのシュートを、僕らの力で枠の中へ飛ばしてやろう。

by f.c.barg | 2005-12-11 01:07 | 大宮アルディージャ


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