2005年 12月 25日
【鹿島0-1大宮】 試合が終わった途端、思わず泣いてしまった。 鹿島に好意を抱くことはないのかも知れないが、鹿島と何度か対戦したり鹿島を応援してる人と親交してるうちに、鹿島に対する敬意みたいなものを感じるようになってたんだ。だからって訳でもないけど、鹿島を越えることに大きな価値があるんだって、そう信じてた。 メンバー表に載ってる選手のネームバリューの差は、むしろ「大宮は大宮らしく戦うしかないんだ」って開き直りを与えてくれた。「ブラジル人を帰国させて、本当に勝つ気があるのか?」なんて問いかけは、大宮には愚問だ。僕らは常に、チームとして戦うことで道を開いてきた。大宮の選手としてやるべきことを理解している者であれば、誰が試合に出ても同じなんだ。 正直、トニーニョがいないのは痛いけど・・・でも、彼を早めに帰してやるくらいの余裕があるんだって、無理な開き直りをしちゃいたいくらいだったよ。。 いざ試合が始まってみると、心臓に悪いものを結構見せつけられたりもした。セーフティにクリアすることすらおぼつかず、イージーにボールを奪われる大宮の選手達。いやぁ、カッコ悪かったよねぇ。でも、ギリギリで体を張ってぶざまにコーナーキックに逃れる大宮の選手達は、愛おしくて愛おしくてたまらなかったよ。 そして、時折見せるカウンター。相手の出足が早かったからこそ、こっちのカウンターも鋭さを増していたように見えた。だからこそ、森田はあんなに素敵な切り返しを決めて見せたんだろ。 0-1は、最も大宮的な勝利。こんな風に鹿島に勝てたら、そりゃ涙腺に歯止めなんか効かせられないってば。。 もちろん、大宮はJ1のチームなんだから「こいつには負けても仕方がない」なんて相手があっちゃいけないよね。それは理解してる。それでも、この勝利にはものすごく価値があるんだって、どうしてもそう思っちゃうんだよね。 兎にも角にも、こういうクリスマスイヴは生まれて初めてだよ。心の中には、未だに緊張したままの部分もある。ま、まだ終わった訳じゃないから当然なんだけどさ。だけど、なかなかの達成感があるよ。聖夜限定で、この感覚に浸っていたいね。 それと、帰りに仲間達と立ち寄った牛タン屋さんで、食後にささやかなクリスマスケーキをサービスしてもらっちゃいました。2口で食べちゃったけど、今の僕らにはこのくらいがちょうどいいかもね。
by f.c.barg
| 2005-12-25 02:58
| 大宮アルディージャ
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アバウト
プロフィール
本名 :いわせ ひでき
生息地:東大宮 誕生日:11月6日 血液型:A型 経歴 :原市文化幼稚園〜 大宮市立見沼小〜 大宮市立泰平中〜 県立蕨高〜 埼玉大学(中退)… …いろいろ経て今に至る 座右の銘 「毛深さは優しさの証」 「池袋は埼玉の植民地」 「共感しても同感するな」 「ペンギン好きに悪い人はいない」 検索
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